女性アスリートも妊娠・産後のケアを(続き)

こんにちは、スタッフMです。(・ω・)ノ

来年2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますね。
今回は先日も紹介しました女性アスリートやパラアスリート、その指導者向けの資料(Health Management for Female Athletes Special Version―妊娠期・産後/更年期・高齢期のコンディショニング―)についてです。

本資料は、スポーツ庁委託事業として、東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科が発行しているもので、様々な大学やスポーツに関する協会・委員会の協力のもと調査を行い、その結果から分かった課題への対策や対処法などがまとめられています。

この研究班の調査によると、パラアスリートで妊娠・出産を経験しているアスリートや更年期障害を抱えながら競技生活を送っているアスリートが多いことが明らかになったそうです。そこで、これまで国際的にも情報の少なかったアスリートの妊娠期・産後や更年期の問題に焦点があてられました。

この資料の中で、青葉では次のような点がポイントとなると考えます。

◆妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロンのほか、黄体および子宮脱落膜から分泌されるポリペプチドホルモンであるリラキシンの影響によって、骨盤帯周囲の靭帯が弛緩して骨盤輪が不安定になる。

◆運動機能評価の結果、全員に動作中の仙腸関節の安定性低下、不良姿勢(骨盤前方偏位、骨盤のねじれ、胸郭のねじれ)、軽度の腹直筋離開があった。

◆妊娠期から引き続き骨盤帯の安定化が図れるまで、骨盤ベルトの使用を推奨している。

その中でも、特に注目することとして次のような点を挙げます。

●リラキシンについてしっかりと示されている。

●仙腸関節が動くことで仙腸関節に痛みが生じることが示されている。

●アスリートでも腹直筋離開があった。

また、産後の女性が競技に復帰するまでのプロセスや注意すべき点などが書かれた章の中で、医学的根拠もなされた報告もされているベルトとしてトコちゃんベルトが紹介されました。

本資料で感じたことは、身体を鍛え、十分な筋力をもつ女性アスリートであっても、妊娠・産後期に顕著に身体の変化が現れるということです。産後に早く競技に復帰するためには、妊娠中から指導者などのサポートのもとトレーニングや体のケアが必要となります。
それは、一般の女性であっても同じで助産師さんや保健師さんが妊娠中から体のケアの方法を伝えるといったサポートが重要になると考えます。

青葉ではより多くの妊産婦さんが元気で過ごせるように、正しい骨盤ケアの方法を推進しています。

医療従事者の方には、トコちゃんベルトの着用を含めた骨盤ケア指導の基本的な方法を学んでいただくための講習会を実施しております。
実施地域や内容などの詳細はこちらからご覧いただけます。
ぜひご活用ください。

また、より深く骨盤ケアについて学びたい方は、トコ企画主催のセミナーをおすすめします。
トコ企画セミナーについてはこちらよりご覧いただけます。

以下のサイトでは、今回紹介した資料を無料で全ページ読むことができるので、ぜひご覧ください。

東大病院女性 アスリート外来

女性アスリート健康支援委員会

若年女性のスポーツ障害に関する研究

※いずれのサイトも掲載されている内容は同じです。